47都道府県日記【栃木県】

熱々の餃子と冷えたビールが、私を呼んでいる(ような気がした)。

もろもろの予定が重なり、1週間ほど東京に滞在することになった。ここ最近ぐんと冷え込んで、東京から少し北上すると雪も降ったらしい。寒い、寒い季節には、ハフハフしながら食べる何かが恋しくなる。

東京から餃子の聖地宇都宮へは、新幹線でおおよそ50分。

新幹線の中で、少しだけ下調べをした。どの餃子を食するべきか・・・。せっかく行ったからには何種類か食べ比べしたい。どうやら、宇都宮駅の東口側には駅前に多くの餃子店があるようだった。では、東口に、と思ったが「来らっせ」という餃子のフードコート的施設が西口側にあるらしい。ここなら数種類の食べ比べが簡単にできそうだ。

どこのお店へ行くか決めきれずに、宇都宮駅に到着すると、なんと駅構内にも餃子店があるではないか・・・さすが聖地はニーズがわかっていらっしゃる。ここで朝から何も食べていないお腹が地鳴りのような音を立てた。思わず、ふらふらとお店に入りそうになる。待て、私。駅で餃子を済ますならわざわざ宇都宮に来た意味がないじゃないか。せめて駅から一歩でも出ろよ。

やはり数種類食べ比べたい欲が出て、西口から徒歩15分ほどにある「来らっせ」へ向かうことにした。

餃子像

この日の宇都宮は冬本番の空気。途中小雨も降ってきて、ただ餃子が食べたいだけなのに少しさみしくなった。

来らっせは宇都宮餃子会が運営しており、2フロアに分かれている。1つは5つの常設店があるフロア、もう1つは日替わりで何店舗の餃子を楽しめるフロア。何種類も食べたいが、さあどっちのフロアに行く!?とここで究極の選択が待っていた。餃子RPG。

私は常設のフロアを選んだ。人気店を知らなければ餃子を語れない。

「香蘭」はその日休みだったのが残念だったが、「宇都宮みんみん」「龍門」「さつき」「めんめん」の4店舗の焼き餃子を楽しむことができた。焼き餃子は一皿6個で300~390円と安い。これに餃子浪漫なる餃子に合わせるために開発されたクラフトビールをきゅっと飲むのだ。

たまらん。

餃子の違いなぞわかるか、と思っていたが、各店舗全然違う。皮の薄さ、具は野菜多めか肉多めか、焼き目。夢中になって頬張っているうちに4店舗分、24個をぺろり。

そいうえば、餃子を注文するときに、餃子チケットを持っているお客さん、多かったなあ。お得なのかなあ。

めんめん
さつき
宇都宮みんみん
龍門
餃子浪漫

ひゃーーー美味しかった!!!

そういえば、来らっせへ向かう途中「餃子とビールは文化です」と書いた張り紙を見たっけ。私は文化を平らげたのだ!!

東京滞在中にお世話になっている姉夫婦にお土産として焼き餃子を持ち帰り。家で焼く用の冷凍餃子でもよかったが、餃子をきれいに焼く自信がないんだよなあ。それに、上の画像を見て!めんめんのあの焼き目は家でできようか(いや、できない)。焼き目だけでビールが飲める。持ち帰るとパリパリ度はなくなってしまったが、しかし味は美味しかった。もちろん餃子浪漫とともに。

以上!餃子の美味しさを再発見した栃木県は宇都宮の旅でした!

旅のお金

東京―宇都宮 8,980円
餃子とビール 1,630円
持ち帰り餃子 1,380円
立ち寄った神社にて 600円
お土産 1,000円
新幹線で飲んだゴンチャ 500円

計・・・14,090円

みどりむ
  • みどりむ
  • ライフスタイル / 生き方ジャーナリスト。コロナ禍を経て、世間の生活様式や生き方の変化を目の当たりにした。「満足より、納得のいく生き方」を探している。和歌山大学経済学部卒。趣味は旅行、お香。
    MidoriM is a lifestyle and living journalist. From Wakayama in JAPAN. How people can satisfies in the life?

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