2023年の目標はとことん大きくしてみる

毎年、毎年、1月になると目標を立てる。私は8月生まれだが、誕生日になるとまた目標を立てる。2022年も一年の始まりにしっかりと手帳に書き留めた。半分も達成できなかった。「コートを新調する」とか「サブスクを整理する」とか。それどころか、最近新しいアウターを1枚買ってしまったし、サブスクも増やした。

それでも、毎年懲りずに目標を立てる。

私の人生には、忘れられた目標たちが墓標のように点々と立っている。

何もしていないような日々も、365日分をまとめてすくい上げれば、金砂ほどのきらめきがわずかほどこぼれ落ちることだってある。手帳はその役割だ。私は、一冊の3分の1がスケジュール、もう3分の2がメモ帳になっている手帳を愛用している。1年分のメモはすべてそこに記すのだ。

とりとめのない日々のタスクや、ミーティングのこと、気づきや忘れたくないこと。すべてを乱雑に書き込んでいる。思い出したときに見返すとなかなか面白い。「○○さんにTEL」「カメラ!!」書かれた字の大きさや雑さで慌てようが目に浮かぶようで、自分のことながら応援したくなる。頑張ってるやん、私。

さて、2023年の目標はどうしようか。どうせ半分しか達成できないなら、ちょっと大きなことでも言っておこうか。

そういえば、新年早々、仕事始めに1件のクライアントが手を離れることになった。ずいぶんと長くやってきたクライアントだったが、先方の都合上仕方のないこともある。だけど、そのときふと「もっと長く深く業務に関わりたいなあ」と思った。フリーランスの働き方は、トンネルを掘っているようだと思った。せっせと課題という名の土を掘るが、光が見えて道が通れば、そこで任務が終わることだってある。

フリーランスの働き方はわりと気に入っているが、業務の深度でいうと、少し考え直さなければいけないかもしれない。よし、目標の一つ目は「働き方を見直して仕事を充実させる」。これだ。

もっと大きな目標を言いたい(むしろ、達成できないほどの大きな)。

ああ、こういうのはどうだろう。「人生がガラリと変わるような出会いがある」。予言っぽくなってしまったがなかなか良い。つい声が出て「ええっ!!いやいや、そんなまさか。うそー!!」と言ってみたい。そのあとしばらくニヤニヤしてみたい。生活でだって仕事だって、何だっていい。2023年、そんな出会いを起こしたい。

もっともっと大きな目標はないだろうか。

案外「コートを新調する」とか「サブスクを整理する」という目標が、一番大きく、私の前に立ち塞がっている気もする。いや、やろうと思えばできるんや。知らんけど。

もう何年も行っていない海外へ久々に行きたい。なんならファーストクラスとか乗ってみたい。温泉へも行きたい。新しいものを創作したい。

まだ見ぬ何かを見てみたい。

こう並べてみると、私は心を動かしたいんじゃないかという気づきがあった。晴れ晴れとした気持ちになりたい。じゃあ、今はなんでちょっと気持ちが俯き気味なんだろう。目に入るニュースに明るい話題が少ないからかもしれないし、SNSで流れてくる刺激にやられちゃっているのかもしれない。

なら、三つ目の目標は「ネットの情報と距離を置く」。これだ。現実的なようで、このご時世意外とむずかしい目標かも。

そんなわけで、2023年の目標が出揃った。

  • 働き方を見直して仕事を充実させる
  • 人生がガラリと変わるような出会いがある
  • ネットの情報と距離を置く

答え合わせは、年末に。良い年を、私!

みどりむ
  • みどりむ
  • ライフスタイル / 生き方ジャーナリスト。コロナ禍を経て、世間の生活様式や生き方の変化を目の当たりにした。「満足より、納得のいく生き方」を探している。和歌山大学経済学部卒。趣味は旅行、お香。
    MidoriM is a lifestyle and living journalist. From Wakayama in JAPAN. How people can satisfies in the life?

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